2012年9月13日木曜日

日本語訳が面白文章になっている城落としゲーム「キャッスルマスタ 3D」のシビアなゲームバランスに悶えよう!

全国3000万人(適当)のスマートフォン持ちのみなさんこんにちわ。このブログは私ことデンベレイがiphoneとAndroidの遊べる無料アプリをレビューしちゃうブログです。

超絶飽きやすい性格なので、似たようなシステムのゲームというかカードバトル系ソーシャルゲームとか基本取り上げません。好み的にストラテジーっぽいのが多くなってしまうかも?

そんなわけで第1弾
第1弾として取り上げるのは、iphoneとAndroidで配信されている「キャッスルマスタ3D」です。


内容は、要約するとお金稼いで兵隊作って敵のお城を攻め落とす的なゲームです。領地を管理するパートと戦闘を行うパートに分かれており、ジャンルとして分けるならアクションストラテジーとでもいいますか。

戦闘に参加するユニットは300に限定されているので、いかに強いユニットを育て上げて陣地を拡大していくかがゲームを進めるにあたって大きなポイントになります。



特徴:とにかくゲームバランスが適当

デベロッパが中国なのか韓国なのか分かりませんが、全体的に適当なローカライズのため日本語で書かれている文章が非常に微妙です。そしてそれを凌駕するほどのゲームバランスの適当さ。ちょっと衝撃です。

先ほど書きました通り、パートが領土モードと戦闘モードにわかれてるんですが、ゲーム開始時のマイ陣地は1つしかありません。なので、兵隊作ってどんどん攻める必要があるんですが、戦闘時に参加できるユニットは300体という制限があるので、300対300でガチンコ対決して残り100体とかになってしまうと、防衛をその100体でやらないといけません。
そして、このゲームのバランス悪いところその1として、「とにかく敵が容赦なく攻めてくる」という特徴が挙げられます。

基本的に隣接している城同士でしか攻め入ることはできないんですが、こちらが相手の陣地を奪うと速攻で反撃してきます。なので、陣地を奪った瞬間から防衛のための体制を整えないといけないのですが、びっくりするくらい速攻で反撃されます。それも300x2とか普通に来ます。取った陣地をすぐ取り返されます。

体制を整えるといってもやることは兵隊作り溜めするくらいなんですが、兵隊作りのコマンドに数分の時間を要するうえ、敵が攻めてくる警報が鳴って実際に戦闘が開始されるのに10秒しかないので、攻められてから兵隊つくってたんじゃ絶対間に合いません。課金で買える宝石を使えば、兵隊作りを即終了させることができますが、1回に作れる兵隊の数は30程度なので、100体しか兵隊いないのに300体とかで攻められると普通にキツイです。

なので、攻められる回数に直結する隣接する敵陣地が少ないに越したことはありません。個人的には縦一列を一気に攻め落とす戦略でゲームを進めました。

秘技・縦一列陣形

んで、ゲームバランス悪いこのゲームは多分に盲点があって、「各種パラメータに上限が設けられているが特定の手順によりブッチできちゃう」という点があります。例えば、兵士を雇う、城をアップデートするなど何かと物入りなこのゲームにあって、大事なインカムとなる税金の額を左右する「忠誠度」というパラメータがあるのですが、このパラメータはゲームを進めていくにつれ徐々に減っていくため、「民生支援」コマンドでお金を出して忠誠度を上げるんですが(なんか矛盾してないか)、このパラメータの上限が100なのに対し、90くらいになった状態で+20の民生支援を行うと、何故か上限の100を突破して110になっちゃいます。上限の意味ねぇ!

忠誠度110…?

なので、お金稼ぐためにも100オーバー状態に設定するのは基本になります。

その他に、攻め落とした城には城主を設定できるのですが、攻撃特化、バランス、内政特化の3パターンから選べます。が、
内政特化のキャラを城主にすると、税金の額がアップするのでぶっちゃけ内政特化以外いらないです。戦闘では兵隊いればいいだけだし。

内政特化のオカッパ君。忠誠度なるパラメータがあるがこれも100超え出来る

戦闘ユニットについて


戦闘ユニットは全部で5種類いて、雑魚な槍兵、スピードが早い機動隊、攻撃力の高い戦士、体力の高い武士、攻撃と体力の高い騎士がいます。ちなみに適当ローカライズなのでこの職業名が微妙に統一されておらず、パラディンだったり騎士だったり武士だったりソルジャーだったりといった感じで呼称が入り混じります。どれかわからねぇよ。

それらユニットは訓練によりLVを上げることでどんどん強くなっていくのですが、下手にスピードが早いもんだから本隊差し置いて切り込んでいき、敵にボッコにされて消えていく機動隊は育てなくていい気がします。

ちなみに主人公も戦闘に参加できるのですが、ゲームバランスの悪いところその2として、主人公が紙装甲なため速攻死にます。そして、主人公が死ぬと全滅扱いになり、兵隊が300いても0になります。戦闘パートで一番気をつけないといけないのがこの主人公の頓死です。

順調に攻めてたのに敵に囲まれ頓死した事で形勢逆転されたことが何度あったことか…

いちおう回復アイテムもあるのですが、キャストタイムが設定されているので連続で使えません。的に囲まれると速攻でHPが減るので焼け石に水だったりします。

謎の人参

ちなみに、戦闘中にまれに変なアイテムが出てくることがあります。最初人参かなと思ってたんですが、補助攻撃みたいな扱いのアイテムらしいです。

人参?

このアイテムを取ると、種類によってイバラが飛び出る、雷が落ちる、竜巻が起こる、といったサポートアタックが発動するんですが、頓死を防ぐため戦闘場所から離れて観客状態のプレイヤーが取ったところで、その近所にしか効果が現れないためほぼ無駄アイテムと化しています。せめてもうちょっと前の方で発動してくれよ。

イバラがドーン!

そうやって苦労して陣地を増やしていっても、一度防衛ラインが決壊するとアホみたいに城を攻め落とされます。選択と集中とばかりに前線にしか兵隊を置いてない状態で、主人公の頓死により城を落とされると、そこから兵隊のいない城にガンガン攻めこまれて速攻で形勢逆転されます。襲撃警告が出て10秒後には戦闘なので、兵隊作ってる暇もなく攻め落とされていきます。そうなると正直どうしようもないので諦めるしかありません。私はそれで諦めました…

ちなみに、お城においておける/生産できる兵隊数は最大300ですが、他所の城から兵士移動させると無尽蔵に兵隊を置いておけます。戦闘に参加できるのは300までなんですけどね。防衛時は一点集中されやすいので、敵の陣地と隣接している城には多めに兵隊を配属しておくのが吉です。

そんな感じのゲームですが、陣取りゲーム好きな方&ファミコン時代みたいな理不尽なゲームバランスに耐えられる方にはお勧めです。


おまけ

このゲームは30日周期で占い師が運勢を占ってくれるのですが、非常に適当な物言いで、占い自体もゲームに関与してる感が全くなかったりします。いちおう自陣で疫病や災害が起こったりしてお金や人口が減ったりする事があるものの、影響は軽微かつ減少するお金ははした金レベルなので無視出来るレベルです。悪いカード4つ引いて「最悪の事態に備えて下さい」と脅されるもののそんな事はだいたい起きません。とにかく頓死が怖い。

「私は占星術師です」ご丁寧な紹介は毎月行われる

「運勢は良くないけど状況によって変わる」…つまりどういうことだってばよ?